秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*

『おいコラ、人を無視してイチャイチャたーいい度胸だなっ』

『まー…。あんたこそ、カエデにそんな口の利きかたできるなんて意外と度胸あるのね』

『はっ…! し、しまった!』

『バカね』

『仕方ねェだろ。バカの代表なんだから』


「チッ…」


本当にまだいやがるとはな。

しかもこの様子じゃ、ずっと覗いてたな?

俺としたことが気付かなかった。


『舌打ちされたじゃない』


『なんで俺に言うんだよ』


『アッシュのせいでしょ?』


『よーしハディてめぇやるかコラ!』


ハア…。相変わらずうぜぇ。

俺はうるさいのは嫌いなんだ(真裕以外)。


軽くため息を吐いて、真裕の腰に手を回して体を押しつつ、アッシュ達の横を素通りした。


「でもかっくん、夕方どうせ…」


「言うな」


「はい…」


なんか最近こいつら(アッシュ達)やあいつら(修平達)に邪魔されてばかりな気がする。

まともに真裕に触ってねぇかも…。

…いや、寝るとき…?

いや、あれはもはや日課だから、数には入らない。てか入れない。

練習のとき…?

いや、あれは真裕の喜びの表現であって…。


「フッ…」


「?」


くそ…。今日帰ったらもうバイオリンはさせねぇ。


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