秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*
そう思ったのに。
「んー…。朝ですぅ…」
「なんだその起き方は」
…いや、思わず突っ込んだけどそうじゃねぇだろ。
確かにヘンだけど今に限ってそれはどうでもいい。
…なんで今日に限ってこんなに早く起きるんだよ…。
まだ七時じゃねぇか。学校もないのにこいつがこんな時間にしかも自力で起きるなんて……俺への嫌がらせかコノヤロー。
「…あれ? かっくんがいない。かっくんどこ? かっくん~!」
「ちょっ…待てバカッ。ここにいるからそこにいろ」
「あ…かっくん~❤」
俺の姿を確認してへらっと笑う真裕。
あぶねぇ…。
「おはよう~。すてきな朝だね。…ん? あれ? 服は?」
すてきな朝なわけあるか……っていうか…。
このままの勢いで忘れててくんねぇかな昨日のこと…。
つーか大体、なんも知らなかったくせになんで嫌がらなかったんだよ。
俺のこと……信用しすぎだろ…。バカかコイツ。
「どしたのかっくん…」
「……あ?」
「大丈夫?」
「いや、別に…。お前こそ大丈夫か?」
「頭が? …失礼な」
「一言も言ってねぇ」
「あれ…」
なんだコイツ。実は自分でも大丈夫じゃないかもとか思ってんじゃねぇの。
「ねえねえかっくんたらぁ」