パラレルライン



「りゅーたろっ!」

「おわっ!なんだよ急に…びっくりしたじゃねーか…」

龍太郎は自分の席で俯せになって寝ていた。

寝起きの顔はすごく不機嫌そう。

「実は…いいモノ拾っちゃったんだよねん☆」

「な、なんだよ」

「これですよ龍さん」


さっきのハンカチをつまんで広げてみせた。

ピンク色で、小さい花柄がプリントされてある。

「ハンカチ…?」

「そ!!誰のだと思う!?」

「はぁー?知るわけねーだろ…せっかく気持ち良く寝てたのによ……」

はぁー…なんなんだ人がせっかくいいモノ拾ってきてやったっていうのに…

でも持ち主が鳳城百合って聞いたら飛び起きるんだな、これが。



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