わたあめ
「・・・そうですけど、何か?」

わざと、反抗的に言ってみた。

「あんたさ、昌の彼女だからってさ、

 調子乗ってるでしょ?」

あたしの目の前の人がリーダーになり言う。

ほら、来た。

全くもう・・・。

こういうのはうんざり!

「別に・・・。調子乗ってませんけど。」

少し睨みつけてみた。

「は?何よ、その目。

 そういうのが調子乗ってるって言ってんだよ!」

りーだーっぽい女があたしを睨みつける。

・・・授業、遅刻するってばぁ!!

「あぁ、そういう風に見えたらすいませんね。」

多分、いや絶対こいつらは先輩。

靴の色で分かる。
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