わたあめ
そしてあたしをギュッと抱きしめた。

「ねえ、奈々枝よりもあたしの方が好きでしょ?」

「ん?当たり前だろ?」

昌はあたしのおでこにキスをする。

「今度ケリつけなきゃな?」

「乱暴はしないでね。奈々枝も女の子だよ?」

「分かってるって、女に暴力は振らねえよ。」

昌は笑った。

「ん、それなら安心。」

あたしは満面の笑みで笑った。


 翌日・・・。

あたしと昌は奈々枝を屋上に呼び出した。
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