わたあめ
敷地内の入り口につくと、

そこには昌がいた。

「遅ぇ。」

昌はちょっと不機嫌。

”婚約者と話してたの”。

何て言えない。

貴方の顔が怖いから。

「ごめんなさい・・・。」

あたしは下を向いてしゅんとした。

「そんな顔すんな。

 行くぞ?」

「ん。」

昌はあたしの手を握った。
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