ナルシー少年☆蛍斗くん






「おかえり」




いつもより静かで落ち着いていて、

そして、なにより温かな言葉だった。


"おかえり"はジンと胸に響いてすぐさま家に入りたい気分にさせる。



蛍斗から離れることを決心してからずっと


苦しくてたまらないのに。


蛍斗のいるこの家に入りたいと思った。



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