ナルシー少年☆蛍斗くん



蛍斗はすぐむくれるが、機嫌が直るのも早い。


自由気ままな気分屋体質だから1分も経てばコロッと忘れ、楽しい事へと気分を切り替えるのだ。

いつも隣でその様子を見てきた私は知ってるんだ。




その自分に都合のいい機能を羨ましく思う事さえある。

だけど私には到底マネできないだろう。

奴と私とでは性格も考え方も掛け離れている。

そもそも仲が良いのも不思議なくらいだ。

まぁ、幼なじみじゃなかったら自分から関わらない人種だろうけど。



そろそろおやつの時間だ。

コロッと態度を変え、私を誘うのだろう。



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