ナルシー少年☆蛍斗くん


えぇ〜?

「桃汰くん達もそうだったの?」

「まぁ〜ね。滝沢達みたいに仲良くないけど。」

「べ、別に仲良いわけじゃ・・・」

「え?月山、毎日のように来て邪魔だって言ってたじゃん。」


確かに。
蛍斗とは何かと一緒にいる。
だけどさぁ?


「でも、桃汰くんも今朝は一緒にいたんじゃないの?」

「亜杜の親に頼まれたんだよ。学園祭連れてけって。」

認めたくなかったが認めざるおえない。


「わざわざ迎えに行ったのにデートだってゆうし。先に言えっつ〜の。」

「え?それわかるッ!!こっちの都合も考えろって話しよね。」


思わぬところで共感できて、大きく頷く。

もっと早くわかっていれば智美や美春と来れたかもしれないんだ。

たまたま桃汰くんがいたから良かったけど。



アイツには相当腹が立っているんだ。

惨めな思いさせやがって!!

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