[短編]夢で会えたら
竜サイド

「あの子大丈夫やろか…?ベース持ってなかったし抱きとめてあげればよかった…。」

ライブの途中ガシャン!って音がして振り向いたら一人の女の子が倒れてた…後ろのお客さんに押されたみたい…俺はなんも出来んかった。でもその子を見たあとめちゃくちゃきになってベースまともに弾けんわ…歌詞間違えるわ…風船破れんわ…(関係無い)めちゃくちゃやった。ライブが終わって今楽屋にいるんやけどめちゃくちゃ心配や…

「竜…自分攻めたらあかんで?あの女の子は大丈夫やから…」

律が俺の肩に手を置き言う。

「やけど…もうスピアーズのこと嫌いなってまうかもな?」

昴君がギター触りながら言ってる。

「なんでなん?」

咲は頭に?マークをうかべてる。

「ライブであんな目にあったらな…」

涼が俯いて話してる。

「お…俺医務室行ってくる!!」

もしスピアーズを嫌いになったとしても…なんか俺は嫌われたくなかった…俺は一目散に廊下を走って医務室に向かっためちゃくちゃ息切れ状態。

「はぁ…はぁ…」

「え…?りゅ…竜ちゃん!?本物!?」

医務室に着いたらあの子がベッドに横たわっていた。でも俺の顔見て起き上がってめちゃくちゃ驚いてた。
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