恋愛経験ゼロ。
=次の日=


「沙紀ー?友香ちゃん、来たわよー」


お母さんの声で目が覚める。


「んー?友香ぁー???・・・・・・え!友香!?友香が来た!?嘘!?え!?」


「沙紀?起きてる?」


1階から友香の声。


「え!うん!ちょ・・・ちょ・・・ちょっと待って!」


うっそぉ!?
ヤバイ!!

新学期早々遅刻!??!?!?!?
そんなマンガみたいなことありえる!?

全身鏡に自分を映す。


「え!嘘!寝癖やっばい;;と、とりあえず制服に着替えないと!」


つか、、、今何時ぃいいい!?

そう思って時計に目をうつすと、、、、

・・・え?7時!?

いっつも、あたし、7時15分に起きてるけど・・・?


「ねー、今7時だよー?全然間に合うじゃーん」


ライオンみたいな爆発した寝癖と掛け違えたボタンを直しながら1階へ下りた。


「沙紀おはよ・・・って・・・何!?その寝癖!!!いくら幼馴染のあたしだからってそんな格好で来ないでよ!」


そんなことを言う友香。
だけど私はガン無視。


「ねー、今7時なんだけどー!」


「別に、早く起きろなんていってないじゃない?」


お母さんはケロっと言う。

お・・・・おのれぇ~・・・・


「もー最悪ー!」


「と、、、とにかく、顔洗ってくれば?」


友香、完全にドン引き。


「ふぁあ・・・はいよ・・・」


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