~四季恋~
「魅散…………?」
そんな心配そうな…
切ない瞳で見ないで
悪いのは私なのに
優しくしないで…
「どうしたのっ?
永、行けば良いじゃんっ!!」
泣きそうになるのをこらえて
リビングから部屋に走ってく
こんな態度とったら、
また心配されちゃうよ…
平然に…振る舞わなきゃ
永のために……
「永ぁ……居なく
なっちゃうなんて
……寂しいよっ…」
壁に頭をくっくけて、
また泣き続けた
私はなんで
泣く事しか出来ないの…?
ふと………誰かに
話を聞いてほしくて…
「………せつなぁ……」
頼れる友達の
名前を呼んでいた