~四季恋~




「魅散…………?」



そんな心配そうな…


切ない瞳で見ないで








悪いのは私なのに


優しくしないで…








「どうしたのっ?
永、行けば良いじゃんっ!!」





泣きそうになるのをこらえて

リビングから部屋に走ってく






こんな態度とったら、
また心配されちゃうよ…






平然に…振る舞わなきゃ

永のために……








「永ぁ……居なく
なっちゃうなんて
……寂しいよっ…」





壁に頭をくっくけて、
また泣き続けた


私はなんで
泣く事しか出来ないの…?








ふと………誰かに
話を聞いてほしくて…






「………せつなぁ……」




頼れる友達の
名前を呼んでいた

< 91 / 156 >

この作品をシェア

pagetop