甘いチョコレートと 秘密の出逢い
大体涙が止まった頃稟斗くんが話しかけて来てくれた。
「突然だけど、妃さんってスイーツ、作ったことある?」
「へ?スイーツ?」
「そう!スイーツ」
スイーツかぁ………。
「あ…あんまりやら…ないです…。」
「そっかーじゃあ、今度クッキー作らない?」
クッキー?
「でも、あたしのこと嫌いなのに?」
「嫌いじゃないよ。あと友達になった記念ってことで」
「記念ってあるの?」
あたしは苦笑した。
「あるよ。」
「わかった。あたし稟斗くんとクッキー作りたい!!」
クッキー作りは稟斗くんの家でやる事になった。