ユメとソラ
「たどり着いたから。」


「どういうこと!?」


「そこの駅で偶然みかけたんだぁ。」


「……」


「ユウヤって、このへんじゃあ、ないでしょ。」


「たまたま、中学のつれがこっちに住んでんの。それで遊びにきて、偶然みかけて。」


「ふ〜ん。」


「それで俺、彼女がいたんだけど、ユメの事が気になっちゃって、彼女に好きな子いるから、別れて。っていったんだよね。」


「あ、あたしの事!?」
見ただけでしょ。話もしたことないのに〜?



「俺のタイプだから。」


「ユウヤ、その彼女、ミハル、知ってるよ。友達なんだけど。」



「友達!?ミハルの…?」

「そう、だから、ユウヤは友達の元彼ってわけ。」


「俺、ミハルとちゃんと別れたんだけど。」


< 19 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop