続編あたしだけの執事さまっ~お嬢様は鬼畜な執事がお好きっ~
「…久坂さん。あたし、やっぱり。お祖父様の所に行こうと思うの。久坂さんの予定はどう?」


ケーキを食べながら、あたし。


久坂さんに尋ねた。



「そうですねぇ…。」


久坂さん、ちょっとだけ悩んで、手帳を見る。


「…本日でしたら。私は今晩、海外本部に立たなくてはなりません。」



そうなんだ。


久坂さん、お祖父様の後を継ぐ為に、日夜仕事で。


自由な時間が、無い。
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