この世界は残酷なほど美しい


6月28日。



何か胸騒ぎがする。
嫌な予感がするんだ。

この日記を書けるのはもうすぐで最後かもしれない。


私ね、幸せだったよ。


みんなに支えられて、みんなに愛されて幸せすぎたよ。


私もみんなが大好きです。
未だに自分がいなくなるって思うと想像がつかないけど、私は大丈夫だよ。



歩んできた日々を振り返ると辛い想い出は少なくて、楽しかった日々ばかり。

一番の想い出は流星が生まれてきたこと。

出産は本当に痛かったけど、流星に逢えた瞬間、そんな痛みなんてなくなった。



私のところに来てくれてありがとう。


本当に本当にありがとう。


流星愛してるよ。
だからママを忘れないで。
パパと仲良くね。

牛乳はちゃんと飲むのよ?
ご飯はちゃんと噛んで食べるのよ?
お友達と仲良くね。
泣いちゃだめだよ。
ママも悲しくなるから。

悲しくなったら空を見上げてね。
ママがいるから。


流星、自分を好きでいてね。


流星を好きだと言ってくれる人を大切にするのよ。
そして自分が好きになった人、幸せにしてあげてね。

流星ならできるよ。


だって流星は私と雅の子供だから。



ママは流星の成長を身近では見られないけど、流星はきっと素敵な人間になるって信じてるから。



流星、愛してるよ。




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