パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
「そんな事ないよ」
言い当てられた事にちょっと笑って答える。
目の前に置かれた綺麗な緑色の煎茶の少し甘味を含んだ香りが、奈桜の焦った心を落ち着かせて行く。
「頑張ってるわね」
「別に。なんも頑張ってないよ」
はにかみ気味に笑う奈桜の前に優子が大福もちを差し出す。
「聞いたわよ。毎晩、必ず桜ちゃんの宿題を見てあげてるんでしょ?忙しいのに。間違えてるとこがあったら、付箋付けて机の上に置いてあるって。全部あってたらかわいいシ-ルがもらえるって。桜ちゃん、嬉しそうに言ってたわよ」
「ふふ・・・。そんなの普通だろ?みんなやってるよ」
恥ずかしいのか優子とは顔を合わさずに、またはにかんで笑う。
「その普通が大変なんじゃない?あなたは仕事が仕事なんだし。給食のエプロンやナプキンもきちんとアイロンかけてるでしょ?芸能界の仕事しながらほんと、よくやってるわ。お母さんなら出来ない。ほんとにえらい」
「シングルの親なら、みんな同じだって。オレなんて必要最低限の事しかしてないし」
空になった湯飲みに、奈桜は自分で急須からお茶を注いだ。
言い当てられた事にちょっと笑って答える。
目の前に置かれた綺麗な緑色の煎茶の少し甘味を含んだ香りが、奈桜の焦った心を落ち着かせて行く。
「頑張ってるわね」
「別に。なんも頑張ってないよ」
はにかみ気味に笑う奈桜の前に優子が大福もちを差し出す。
「聞いたわよ。毎晩、必ず桜ちゃんの宿題を見てあげてるんでしょ?忙しいのに。間違えてるとこがあったら、付箋付けて机の上に置いてあるって。全部あってたらかわいいシ-ルがもらえるって。桜ちゃん、嬉しそうに言ってたわよ」
「ふふ・・・。そんなの普通だろ?みんなやってるよ」
恥ずかしいのか優子とは顔を合わさずに、またはにかんで笑う。
「その普通が大変なんじゃない?あなたは仕事が仕事なんだし。給食のエプロンやナプキンもきちんとアイロンかけてるでしょ?芸能界の仕事しながらほんと、よくやってるわ。お母さんなら出来ない。ほんとにえらい」
「シングルの親なら、みんな同じだって。オレなんて必要最低限の事しかしてないし」
空になった湯飲みに、奈桜は自分で急須からお茶を注いだ。