ショッキングピンク×リボルバー
ため息をつかれる
自分の体が、ビクンって なる
「 …わ…
わかってるの…!!!
ユリちゃんにも言われたし
ちゃんと、特別扱いしてくれてるって
でも…!! 」
『 …確かに、もしユカが
灰谷遠矢が"CheaーRuu"として、
ステージに上がってなかったら
ここまで執着したのかなって
思った事は、あるよ 』
「 ………え 」
『 …俺の趣味はネットとか
バンド始める前は、地味にメガネかけて
教室でお勉強の毎日だったし
"CheaーRuu"として売れてからの日々も
… 確かにバンドが売れたら
ファンや女の子と、毎日合コンしたり
そういう人達も、確かにいるけど…
見ての通りだし
どっかのVIPルームに、ユカを連れて行って
酒や料理、テーブルに拡げて
後輩をお前のパシリにするとか
そういう遊び方は
俺、あんまり好きじゃないし
今後一緒にいても、
したくないから 』
「 ―― そ
そんな事全然思ってない!!! 」
『 …赤のオープンカーで
花火しに迎えに行った時
やたら喜んでたじゃん お前 』
「 …… そ、 そりゃ そうだけ、ど… 」