ショッキングピンク×リボルバー
さっき
お仕事の電話が入って
少し話をした後
彼と青山さんは、
六畳の部屋へと入って行った
テレビは、真ん中のだけ点いてて
後は全部、消されてる
だいぶ昔の
連ドラ再放送がやってて
『 さくら〜キミとボクがいた日々〜 』
とか、そんな題名っぽい
「 …なんか暗いから
他の番組にしていい? アズさん 」
「 ん…
なんかこの時期
暗いドラマ、多かった気がする…
オシリあったかいねえ… 」
「 …うん… 猫いたらさあ
起きるの大変だろうね… 」
「 違うよ ユカちゃん
… この床の下には、
ネコがいっぱい寝てるんだよ… 」
「 …敷き詰められてる? 」
「 … ううん
実はタイに繋がってるの… 」
「 …タイ…
アズさん行った事、ある? 」
「 まだないなあ…
でもカイヘーは行った事あるって 」
「 あ〜…
夏に海で、聞いたような気もする… 」
「 …ユカちゃん 」
「 はい〜? 」
「 …今日はお昼〜 ごめんね… 」
「 え〜? なにがですか〜? 」