*俺様教師×天然生徒*


しばらくすると私に気付いた先生。


「びっくりした〜…。ほんまにお姫さんがいてんかと……ってなにゆうてんねん俺!?」


どうしよう…。


泣きたいぐらいうれしい…。


その少し赤い顔から、


今のは本心だって…


そう思ってもいいよね??


「大ちゃんと雫って絵になる〜!!」

「俺も思った!結婚式みてぇ〜…」


なんてすき放題言われる私たち。


「ほらもういかなあかんやん!有村行くで?」

「あ……うん!」

「絶対優勝するんだからね〜?!」

「俺らも出来る限りのことするから!」


逃げるように出た教室。


そして向かった体育館までの行き道。


衣装的にも目立つけど気にしない。


「お前やっぱ……」

「………ん?」

「……いいっ……」

「……ごめんもっかい…。」

「……っ…かわいい…って…」

「え?!ごめんラスト…」

「3回はゆわん!!」

「えぇぇ…」


ちゃんと聞こえたよ先生?


そんな一言でさえ私は嬉しいんだ。


先生もかっこいいって…。


自信を持って言える日はくるのかな??







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