*俺様教師×天然生徒*


「私…先生がすき…。」

「ははっ。あたしは知ってるよ。」

「美嘉も知ってる〜♪」


そう言って笑ったふたり。


蘭ちゃんと美嘉ちゃんが親友でよかった…。


結果はまさかの優勝…。


みんな焼肉って喜んでた。


しばらくクラスで優勝の喜びに浸っていると


「しーずーく♪」


ぎゅ〜っ…


「パパっ?!?!」

「雫はやっぱり可愛い!さすが俺の娘〜!」

「来るなんて聞いてないよ!?」

「社長の権限使って仕事投げてきた〜♪」

「はいっ?!ダメでしょ?!早く戻りなさい!!」

「えぇぇ〜…」


パパは私に激甘…。


16歳の時、私を身ごもったママは私を産むときに亡くなった。


早産だったんだって…。


私も一時は危険な状態だったらしい…。


こんな私を男手一つで育ててくれたパパ。


だいすきなパパだよ??


でも……


「仕事に戻りなさい?」

「じゃあ…、あの雫の担任シバいてから…」


そっか!!見てたんだもんね!!


なんか父親に見られるって恥ずかしい…。


「みんなおつかれ〜焼肉いつ食べにいこか〜?」


バッドタイミング…先生……。


パパの顔が怖くなっちゃったよ…。


「これはどうも先生。うちの娘がお世話になっております」


笑顔で礼をしたパパが恐ろしい…。

「娘…?娘!?!あっお父様ですか!こちらこそお世話になってます…。」


なぜか握手したふたり。







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