*俺様教師×天然生徒*
「あれ……裕ちゃんだよね〜…?」
「たっ…多分…」
クラスを覗くと、まあ見事に囲まれてる裕ちゃん。
モテモテなんだね〜…。
「ねぇ裕介くん♪今日はあたしと遊んで〜??」
「無理。お前うぜぇ…」
「そうゆうとこも好きっ!」
「まじで勘弁してくんね…?」
裕ちゃんいつもと違う…。
ツンってしてる感じがする…。
「雫先輩と美嘉先輩じゃないっすか〜!?」
「えっ?あっ…はい…」
「なんで美嘉たちのこと知ってんの〜?」
「なんでって…三大美人じゃないですか〜!」
さっ…さんだいびじん…?
「てかまじ可愛いっすね〜?」
「「あはは…」」
苦笑いしかできない私たち。
するとそれに気付いた裕ちゃん。
「雫さんっ?!美嘉さんも!!なにやってんすか?!」
「裕ちゃんに話があって…」
「あ〜…、わかりました。じゃ場所変えますか。」
そう言ってニコッて笑った裕ちゃん。
いつもの裕ちゃんだ〜…。
裕ちゃんに連れられ来たところは不運にも音楽室…。
ここって授業がない日は誰もいないから絶好のたまり場化してるんだよね…。
先生はいないみたい…。