最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
「どうだった?」
「渋々、許してくれたってとこかな。」
「そうか。あとはあいつらだけだな。」
「ああ。あいつらはまだこの病院にいるはずだから、伝えて帰るか。」
「そうだな。」
俺達は立ち上がり、
「ぜってぇ、起きろよ、優衣…。」
「信じてるからな…。」
優衣にそう言い残し、病室を出た。
─────………
「で、優斗さんと絋斗さんが俺達に優衣を任せたって言いに来たわけ。」
「そっか。」
「優衣、さっき優斗さんに優衣が起きたって電話したから、すぐ来るとおも「優衣〜〜〜〜〜!!!!!!!!」ね?来たでしょ?」
バカでかい声が光樹の言葉を遮り、バンッと音をたてて、優兄と絋兄が入ってきた。
バカでかい声はもちろん絋兄だけど。