春 ~風が吹いたら~

そこに、




『あれ?まだ帰ってなかったの?皆は帰っちゃいましたよ?』




店長が入って来た。







『菊原さんが、水をかけられたみたいで…。』





『かけられてな…』





『拭いたら、帰りなさい。』







潤悟、店長に言っても無駄。


だって…前から嫌がらせをしてること、知ってるんだから。







『店長?』





『まだ何か?もう時間ですよ!』





『今、帰ります。西野さんも、帰る支度をして下さい。』






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