春 ~風が吹いたら~
『駄目。それだけは…嫌だ。俺の部屋で寝ろ。』
-- 潤悟の部屋。---
『潤悟…ごめん……』
『どうして謝んの?田崎が部屋占領してんだから、仕方ないだろ?』
『そうじゃなくて…あたし、前に仁とkissした……。有沙ちゃんが来たのも、その事を言いに……ごめん。だから、店長もあんな…』
『過去は振り返んな。今がどうか…だろ?』
隣で頭を撫でる潤悟に、あたしはもたれた。
『まだある…』