春 ~風が吹いたら~

『どういうことだ…?』





『潤兄のこと、好きなんだってば!でも、今は華恋のやりたいように、やらせといてあげて。』





『ちょっと来い!』




潤悟は拓巳を、自分の部屋へと連れていった。







『何を知ってるんだ…?』





『それは、母さんの前じゃなくても言えない。でも、潤兄は今まで通りでいいと思う。華恋が自分の意思で、潤兄の所に戻って来るまで…。』





『華恋は戻って来ねぇーよ…。結婚を前提に付き合ってるやつがいるんだから。』






< 359 / 703 >

この作品をシェア

pagetop