春 ~風が吹いたら~

-- 同じ頃。-----




潤悟は父の会社に大事な物を届けに行って、家へと戻ってきた。







『潤兄……これ。』





『これは?』





『潤兄にじゃないかな…?』





『潤悟、華恋ちゃんからじゃない…?』







華恋は翔一に会いに行く前に、拓巳にチョコレートを渡していた。







『華…恋から……?』





『潤兄…言っちゃいけないことになってるんだけど、華恋は潤兄のこと好きだよ?』






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