春 ~風が吹いたら~

-- 夜中。-----




夕食も食べ終わり、お風呂にも入り終えて、リビングのソファーに座り、2人でテレビを見ていた。







『そろそろ…寝ようかな!』




あたしがソファーから立ち上がり、部屋の方に向くと、仁はあたしの腕を掴んだ。







『もう少しだけ……一緒にいてくんねぇーかな…?』





『な…なんかあったの?』





『いや…』







ピンポーン。




『こんな時間に誰だろ…?』






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