春 ~風が吹いたら~

『それでも、いいんだよ。華恋が華恋らしくいられるなら、どっちつかずでもいい。それが、俺の好きな華恋なら、それでいいんだ。』







潤悟の言葉をききながら、あたしはとても安心して、いつの間にか潤悟の腕の中で眠っていた。







-- 夜。-----




あたしは、喋るのもつらいほど熱が上がってしまっていた。







『華恋…しっかりしろよ……!大丈夫か…?』




潤悟がこんなにそばにいるなんて…嘘みたい。






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