春 ~風が吹いたら~

帰宅


-- 1週間後、
     病室。---




あたしは、とりあえずはっきりと話せるまで回復していた。



もちろん……怪我は治ってないけど…。







『金井さん、あたし、金井さんにちゃんと恩返ししますから。』





『いいって!』





『いえ、それも計画のうちですから。』




あたしは、ベッドのところについている手すりに掴まって、立ち上がった。







『学校?』





『はい!卒業はしないとなんで。』






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