春 ~風が吹いたら~

『何の用事?怪我したのと関係あるの?』





『ううん。でも少ししたら、ちゃんと仁のとこを出るから。』





『…わかった。もう、怪我だけはしちゃダメだからね!』





『うん!』







-- 病室。-----




あたしは大学から戻り、由美と共に病室へと入った。















『誕生日おめでとう!!』




中には、先生と潤悟と翔がいた。







『皆……あたしなんかの為に…』




珍しく流した涙だった。






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