春 ~風が吹いたら~

-- 潤悟の部屋。---




『改めて、おめでとぉ!あれ…?皆は?』





『ありがとう。旅行に行ってる!』





『旅行かぁ!卒業式なのにねぇ。』





『こういうのも、たまには静かでいいよ!』





『たまには、かぁ!潤悟ん家、賑やかだもんねぇ~。』




あたしはベッドに腰かけて、辺りを見回した。







『あぁ…!』




潤悟が一瞬…とても寂しそうな顔をしたように見えた。







『潤…悟?』






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