イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 「おかしいよね。でも、これは相当、儲かっている大学以外は

残念ながらやってるみたいだよ。」

 「試験って、単位って、進級って、そういう物じゃないよね?!

学校に来て、色んな生徒と触れ合い、授業で勉強して勉強した事を

ちゃんと分かってるか紙の上の試験で判断してもらって、自分が授業で何を

学んだか気持ち、自分の考えを書くのがレポート提出なのに。

それで、授業内容が理解できれば、その授業にサヨナラをして

単位取得・進級になるのにね。何の為の授業?

 先生たちは、私たちが『眠い~朝1の授業早いよ!』って言ってる、ずっと前に

プリント用意して、授業の準備して待っててくれてるのに。

そんな事するなんて先生、可哀想。悲しい・・・。」

 「だよね。私もレイちゃんの言うとおりだと思う。レイちゃんは何を

目指してるの?」

 「私、社会福祉士。奈緒ちゃんは?」

 「社会福祉士。一緒だね!!一緒に頑張ろうね!!」

 「うん。」

 「約束だよ!!」

 「約束。」

 この約束は守られない事となった。

 私たち2人が廊下で話していると授業の山崎先生が来た。
 
 山崎先生は私と奈緒ちゃんの会話を聞いていたみたいで、

目を真っ赤にさせて腕を組み、私たちより先に教室に入っていった。
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