イジメ・体罰・虐待～私の受けてきた暴言暴力～

　（自分の事を、事件の事を知らないはずなのに・・・・なんで笑われるの？

　やっぱり私はブスだから嫌われるの？？）

　落ち込み途方に暮れていると部長がやってきた。

　「新入部員？？」

　「はい。３年編入の佐岡です。」

　「同じ学科のレイちゃん？」

　「はい！手話部に入って良いですか？」

　「良いよ！！歓迎する！ようこそ！」嬉しくて泣きそうだった。
　
　部員と思われる生徒さんが沢山部室に入って来た。

　生徒さんが入って来る度にペコペコ頭を下げていた。

　ニヤニヤ笑う部員たち。そこにはＦ４の岡村がいた。

　（部長さんが【ようこそ】って言ってくれなきゃ例の２人のせいでヘソ曲げて

辞めてたよ！笑われても好奇の目で見られても良いや！我慢しよう！！せっかくの

念願の部活動、入らない手はない！）

　すると殺人犯のような顔をした２年の猪鹿がこんな事を言い始めた。

　「部長！！今日は天気も良いしグランドでお昼食べません？」

　「良いね！！みんな弁当持ってグランド出て！！」

　「はい！！」

　（広いグランド。緑が茂っててキレイ。）

　「部長！いっちょ飯喰い終わったらドッチボールでもやりますか？

新入部員を歓迎してあげなきゃ！」不気味な笑みを浮かべる猪鹿。

　「猪鹿！！おまえ、いい加減にしろ（笑）！」