イジメ・体罰・虐待~私の受けてきた暴言暴力~
 「キレイだろ?桜並木。」

 「はい、とてもキレいです。」

 「皆さんにはご迷惑かけないのでパシャパシャ撮ってて良いですか?」

 「構わんよ!!」

 「ありがとうございます。」

 私は桜並木をしゃがみながらパヤリと携帯で何枚か撮り、

足早にその場を去った。

 悲しかった・・・・自分の居場所は、そこにはなかった。

ピエロにされたのだった。

 半べそをかきながら、学校の敷地の奥で、未使用のレジャーシートを

広げ、土にこすり付けた。親に『お花見楽しかったよ!』と言う為に。

 その後、麗欄の敷地内で沢山持ってきてしまったポテトチップや

チョコレート菓子を1人泣きながら食べた。

 お呼びじゃないのに行っちゃった・・・自分が情けなくて恥ずかしかった。

 お誘いしてくれた学科生にメールをした。

 『お呼びじゃなかったみたい。誰も歓迎してくれなかった。』

 『嘘でしょ???それってレイちゃんの被害妄想なんじゃないの?』

 『嘘じゃないよ!ピエロだったの?私・・・』

 返信が途絶えた。

 でも、この1件で学科生の中に私の見方が1人もいない事が再確認できて

良かった。でも、本当に、本当に悲しかった。悲しい思い出となった。

 みなさんも目つきには気をつけて下さいね。
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