迷い猫
「...んっ」
カーテンの隙間から差し込む
太陽の光で目が覚めた。
あれ...
私なんでベットに居るの?
...確かアオに抱き締められたまま
寝ちゃった筈。
「あ...李桜、起きた?」
まだ完全に開かない目を擦りながら
周りを見渡す。
すると私の寝ている真横に
アオが寝そべっていた。
「おはよ、李桜」
「....お、はよ」
「李桜って寝起きも可愛いとか」
「.........」
「罪だね」