漆黒の姫君
『最初は脅迫状から…。
このままでは陛下が危ないと思ったわたくし達は陛下を異世界へ飛ばすことにしたのです。
あちらの世界で生活しやすいように魂をまっさらにして…。その時、陛下の魂を送り届けたのはエルランド卿、あなたでしたね。』
「はい。陛下が無事にお生まれになるまで見届けてこちらに戻って来たんです。」
「…なんか良く分からないけどありがとう?エドガーってまだ若そうだったのに、結構年だったんだね。」
「いや、ち「で、私はなんでこちらの世界に呼び戻されたんですか?」
_自分が元陛下の地位についていたんだという事は分かった。そして、日本に赤ちゃんとして生まれて育ったんだ。
「「『それ、は…』」」
3人は同じように口ごもった。何か言いにくい事なのだろうか、と愛里は身構えた。