漆黒の姫君
『愛里様、今からお話しする事は…お辛いかもしれません。』
「それでも、知らなきゃいけないんですよね。大丈夫です、私。」
_それが、何か大切な事のように感じるから。
『さすが、わたくし達の陛下ですわ。では…お話し致します。』
『この国がアルタマリタから恨まれている事は、さっきお話し致しましたわね。』
こくん、と愛里は頷く。
『それは陛下が異世界へ旅立たれていなくなった後も、収まらなかったのです。今度は陛下の代わりに、陛下の叔父であらせられるユシリス様が王座につきました。』