漆黒の姫君


「奇襲にあって、亡くなられた。」


エドガーが呟くようにそう言った。その言葉は愛里の中で、こだまする。




_亡くなられた…。きっと、亡くなったのはユシリス様だけではないはず。ユシリス様を守っていた人達も、私を守ってくれていた人達も、


私のために、死んでいった。




『この国には王がいなくなった…。アルタマリタの人々は、このコーンウォールドの人々を恨むようになります。どうかその前に、アルタマリタを止めて下さい。大勢の死者が出る前に…。』






_これが私に託された、使命。私を守ってくれた人達への恩返し。







「分かりました。」










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