漆黒の姫君
え、と愛里は言葉を詰まらせた。
私の代わりに王座についた、という事は…。
『そうです。陛下の代わりに、アルタマリタからの攻撃を一身に受ける立場となりました。』
「……っ!!」
『ユシリス様も、その事に気付いた上で陛下の身代わりを買って出たのです。』
「何…で、」
自分から危険に身を放り出すような事をしたのか。
『それだけ、陛下の事が大切だったのです。
わたくし達はユシリス様を全力でお守り致しました。しかし…。』