漆黒の姫君
「か、可愛い…!!」
愛里は目をいっぱいに開いて部屋の景色を見る。
エドガーに先導されて入った部屋は、女の子らしい壁紙などが薄桃色で統一されている。家具はお姫様が使うような白いもので、もちろんベットに天蓋もついていた。
「すごいすごい!私、こんな部屋を貰っていいの?」
「ああ。だってこの部屋は、愛里のために用意したものだから。」
「私のために…?そんな、こんなに贅沢な部屋じゃなくてもよかったのに…。」
「そんな事は無いよ。この部屋は、皆が愛里を迎えるために作らせたもの。つまり、皆の心の現れなんだ。それだけ愛里が皆に歓迎されてるって事だから。」
「そ、そうなの…?……嬉しい。」
_私のために…。
でもこれは、私に預けられた使命がそれだけ大きいってこと…だよね。