あなたと出逢えてよかった
悲しい現実
初めて信じた人は
夏の青空みたいな人だった。

輝いていて、すごくキラキラしてて、信用しきってた。
全部打ち明けたのに
あっと言うまに全てを切り裂いて去っていった。


次に信じた人は
夕焼け空みたいなだった。少しの時間しか見られないかもしれない。
だけど確かに私の心の中にいて。
頼ればすぐに包みこんでくれる。

夕焼け空みたいに
少しの時間でも
すごく印象的で優しくて
想い出深くて美しかった。
あなたはどうして
こんな私をこんな私を
受け入れてくれたの?

抱きしめてKissして
笑顔を見せてくれたの?

何も出来ない私。
情けない私。
パッとしたい私。
泣き虫な私。
どんくさい私。
素直になれない私。

何でもできるあなた。
強くて優しいあなた。
輝いているあなた。
めったに泣かないあなた。素直なあなた。

二人が出会えて同じ時間を過ごす。
同じ部屋で息をして
あなたの腕の中で抱かれて眠る。
喧嘩して泣いて
あなたの膝の上で仲直りのKissをする。
これは全て幸せで
強くて頑丈なように見えて奇跡のように淡くはかないものだと知ったのは
初めてあなたの口から

悲しい現実を聞かされた時だった。
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