―《実話》―永遠の初恋~今でも君を愛してる~
少し期待をふくらましながら、

「もしもし?」
という俺の声に対して、


「よう!俺だ賢太郎だ。」


そう電話の相手は賢太郎だったのだ。



少しがっかりした声で、
「なんだ~賢太郎かぁ~………。
んでどうしたの?」

と聞いた。



すると賢太郎は少し笑い声が聞こえた。

「俺より玲ちゃんから電話きたほうが嬉しいよな!!
電話した理由わな
たまたま帰りに仲良く帰ってる浩樹と玲ちゃんを見たんで、
もしかしたら付き合ってたりしてるのかな!って思ってさ。」


賢太郎は期待をふくらましているのか、
電話の向こうでざわついていた。



「そうか!見られちゃったかぁ!
別に付き合ってはいないよ。たまたま帰りが一緒になっただけだよ!
でも、羨ましいだろ~!」

と自慢気に話した俺。



「あぁ~お前は勝ち組になるのかぁ。
どうせ一緒に帰るほど仲の良い女子なんかいませんよ……。
自慢しやがってチクショー。」


賢太郎はそれだけ聞きたかっただけみたいで、
そのあと少し話して電話を切った。
< 14 / 425 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop