恋のWボランチ
キーンコーン♪カーンコーン♪
「…じゃあ、今日の授業はここま…」
と、数学教師が言い終わらないうちに、亮太は食堂へとダッシュして行った。
お昼に食べるはずのお弁当は、2、3限の間の休憩時間で平らげ、何食わぬ顔でお昼に学食で「A定食」を掻き込んでいる。
そして、またダッシュして今度は部室に駆け込んで、スパイクに履き替え、リフティングをしたりシュートの自主練をしている。
考えてみると、朝は朝で早くに登校して、コンビニで入手したおにぎりを食べると、いそいそと朝練に励む。
つまり、赤羽亮太の頭の中は食べる事とサッカーの事しか無いのか、と思うぐらいのサッカー馬鹿なのである。
一方、GKでキャプテンの青山修平は真逆で、常に冷静沈着でよく図書室で分厚い本を読み耽ってる文学少年であり、エースがダッシュしている頃、キャプテンは数学教師に質問をしている。そんなタイプである。
そして、アタシ林凛々香はそんな二人が所属しているサッカー部の女子マネであり、二人のクラスメートでもあるのだ。
「…じゃあ、今日の授業はここま…」
と、数学教師が言い終わらないうちに、亮太は食堂へとダッシュして行った。
お昼に食べるはずのお弁当は、2、3限の間の休憩時間で平らげ、何食わぬ顔でお昼に学食で「A定食」を掻き込んでいる。
そして、またダッシュして今度は部室に駆け込んで、スパイクに履き替え、リフティングをしたりシュートの自主練をしている。
考えてみると、朝は朝で早くに登校して、コンビニで入手したおにぎりを食べると、いそいそと朝練に励む。
つまり、赤羽亮太の頭の中は食べる事とサッカーの事しか無いのか、と思うぐらいのサッカー馬鹿なのである。
一方、GKでキャプテンの青山修平は真逆で、常に冷静沈着でよく図書室で分厚い本を読み耽ってる文学少年であり、エースがダッシュしている頃、キャプテンは数学教師に質問をしている。そんなタイプである。
そして、アタシ林凛々香はそんな二人が所属しているサッカー部の女子マネであり、二人のクラスメートでもあるのだ。