鬼畜王子のメイド様。



「…好きなの、私だけ?私だけなの?」

「……」


黙ってないで答えてよ…。悲しいよ。
私だけ好きなんて…嫌だよ。


「美月」

「……ごめん。さ、帰ろっか」


せっかく二人きりで帰れるのにこんな悪い空気にしちゃって最悪。


「好き」


後ろからぎゅっと抱きしめられた。


屋上で抱きしめられた時と同じ感覚。

雨宮の鼓動がどんどん速くなっていく。

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