あなたへ
始まり
隼輝(ハヤキ)それはあたしが好きになった男の子。
顔は普通よりかっこよくて、優しくて、笑顔が可愛くて、サッカーが大好きな人。
サッカーの試合で少し見たくらいで、出身の小学校が違ったから最初はよくしらなかった。

中学に入ってクラスが沢山になったから、同じクラスになる事はなかった。
だけどあたしは、隼輝と仲良くなった。
それは、あたしの友達の彼氏だったから。

初めて見たときは、遠くからだったからかっこいいとも思わなかった。
だけど、実際見てみたらかっこよくて“ドキッ”っとした。
でも、友達の大事な彼氏だし、あたしがすきになる事はなくって友達になりたいなって思ったくらいだった。

中学の生活に慣れてきたころ、あたしには好きな人ができた。
その人は隼輝の親友みたいなもので、二人とも仲がよかった。

本当だったら仲良くなるはずもなかったのに、なぜかあたしとあたしの親友の舞と隼輝と拓で一緒に居るようになった。

四人で居る時間はすごく楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間だった。
その日もいつものように四人で遊んでいた。
ふと拓のほうを見たあたしは笑顔で遊んでいる拓の事がスキになった。
どうしてかはわからなかった。
けど、胸がキューンってした。

次の日に舞に想いを打ち明けたら、舞はとっても喜んでくれた。
それからは毎日が楽しくてしょうがなかった。
あたしは思ってることが顔に出やすいタイプみたいで、隼輝にもあたしの気持ちがすぐばれた。

でも、拓は鈍感だったみたいで、あたしの気持ちに気づいてないみたいだった。
隼輝に知られちゃった分、からかわれるようになっちゃったけど、隼輝はあたしの事を応援してくれていて嬉しかった。
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