恥ずかしがり屋な君と無自覚な私


そんなことを思いながら、“どうして自分のためにこんな高そうなアクセサリー”と考えてそうな三日月にここのものは結構安いから普通に買えると教えてやると、驚いた声をあげた。


「おう!俺の店は安いのが売りだからな!」


ニッと自慢気に話す神崎さんに呆れた。


ガキみたいに嬉しそうに笑う神崎さん。


神崎さんは親しみやすいから結構好きだったりする。


そういや三日月に神崎さんの名前教えてなかったはず…。


「あっ。そうだ名前教えてなかったよな。この人この店の店長で神崎裕也さん」


そう言って三日月に神崎さんのことを教えた後、神崎さんに三日月のことを教えた。


三日月はそう言った俺にびっくりして否定をする。


俺からしてみればただのお弁当じゃねーんだよ。


すげーうまかった。


あんなにうまいの久しぶりに食ったし…。


神崎さんはそんな俺の気持ちを汲んでか、“もらってやんな”と笑顔で言っていた。


三日月はいい返事をすると少し上の空だった。



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