永遠のパートナー
「どっから回る?」

「ん~、西森君のクラスって何やってるんだっけ?」

「和服で茶屋亭だよ」

「へー」

「そこ行く?近いし」

「はいっ」

笑顔で答えた。

「あ、ねぇ繭」

「ハイ?」

「西森君ってのやめてくれる?同い年なんだし」

「だから“君”なんじゃないんですか?」

「じゃあ十夜でも良いよね?」

「十、夜君?」

「そうそう」

「はぁ」

「俺も“繭”って言ってるしね」

「そう言えばそうですね」

「じゃ、コレからは十夜君ね」

「はい。十夜君」

「あ、ココだよ」

2人で話すのが楽しくていつの間にか目的地に着いてしまった。

のれんをくぐり、

「いらっしゃいませ」

浴衣を着た人達にお出迎えされた。

「2名様ですね」

「ハイ」

に・・・十夜君が答え、お店の人に案内された。

・・・何か女の人多いな

格好いい人、居るのかな?

十夜君は今来たんだし・・・

「「キャ~~」」

女の人のひめ・・・声が上がった先を見ると・・・

黒い髪をワックスで後ろに流し、浴衣を上手に着崩し、美音が居たらきっとこう言うはず、





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