開けてびっくりおもちゃ箱
「まあとにかく、この階段を降りていくとひとつ扉があるから」


その扉の奥に君を呼んだ人がいる。



と、川神先輩は言っていた




(この階段長くね?!さっきの会話してから軽ーく5分は経ってるよ?)




長いです。
マジほんともう。
誰だよ!?
こんな長い階段造ったの?!





と、悪態をつきながらも、降りた先に扉を発見



「ぜぇ・・・ぜぇ・・・し、失礼しまーす。
杉沢リンです・・・」



ガチャッ


と扉を開けると目の前にはどこぞの高級ホテルのスイートルームが広がっていた



「ぁ、君が杉沢 リン?」


「そうですけど・・・」



なにこの人!?
髪の色、茶色だけどなんとなくオレンジに見えるんだけど?!

もしかしてハーフだったり?



「あ、別にハーフだったりしないから」


あ、違うのか〜
じゃあ何?クォーターだったり?


「クォーターでもないからな」



あれ、じゃあなんで?


っていうか・・・


「あたし口に出してましたか?」



そうだよ!
口に出してるつもりはないんだけど・・・



「俺、ある諸事情により読心術、使えるから」



読心術?

ナニソレ
オイシイの?




「あー、あんまわかってない?」


「ワカリマセン」

というかわかりたくもない

「簡単に言うと、俺は人の心が読めるんだ」




・・・それって


「プライバシーのカケラもないじゃないですか〜」



「そうだね。でも君の場合は顔に全部出てるけどね」


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