【短】あなたのもとへ。(1)

宮本へ陸への気持ち

あれから、1ヶ月たつ。

実は、陸を避けちゃってるんだ。
また、言われそうで・・・。
朝も、早めに行ったり、ちがう道を通ったりして。

陸の顔がうかんでくる。

陸を忘れたい・・・


宮「おぃ、おぃ。」

空「へぇ?」

宮「なにが、へぇ?だ!
まったく人が話してるのにぃ-。」

空「ごめん。」

宮「あのさぁ-。
・・・
決まったぁ?」

空「あ、うん。」

宮「俺、まじで好きなんだ。1年のときからずっと好きで・・・。
お前とあんま話したりしなかったけど、遠くから見てた。
高校に行ったら告白しようとしたけど、分かんないけと、今、しなきゃ!って思ったんだ。お前の顔見て。だから・・・
付き合って!」

空「えっと・・・」
宮「ま、待って!」

空「え・・・。」

宮「本当に好きだから。
もし、好きな人とか、忘れられない人とかいても、俺のこと好きじゃなくても、どんどん好きになって。
好きにならなかった時は、言って。
その時は、諦めるから。
だから、お願いします。」

忘れられない人かぁ・・・。
陸。でも、傷つきたくない。

空「私、宮本のこと傷つけちゃうかも・・・。」

宮「それでもいい。
俺のこと好きになってもらえるようにがんばるから。だから、お願いします。」

どうしよぅ。
でも・・・


でも・・・





陸、ごめん。





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